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失敗しない写真撮影!露出をマスターする5つのコツ

こんにちは!株式会社グローバルゲートでサーバ管理をしてるタカです。
今回は、写真撮影で一番大事な露出についてお話させていただきます。

 写真撮影を始めたばかりの方にとって、露出は難しい概念に思えるかもしれません。しかし、露出を理解することで写真の明るさや質感を自在にコントロールできるようになります。露出とは、カメラのセンサーにどれだけの光を取り込むかを決定する要素であり、絞り(F値)、シャッタースピード、ISO感度の3つの設定によって調整されます。 
 
これらの設定をバランスよく組み合わせることで、理想的な明るさや雰囲気を表現することができます。例えば、背景をぼかしたポートレートを撮影したい場合は、絞りを開放して浅い被写界深度を得ることが重要です。また、動きのある被写体をブレずに撮影するためには、適切なシャッタースピードの選択が必要です。 
 
露出を正しく設定しないと、明るすぎる写真(露出オーバー)や暗すぎる写真(露出アンダー)になってしまい、被写体の魅力を十分に引き出せません。そこで、露出の基本を学ぶことで写真撮影の失敗を減らし、よりプロフェッショナルな仕上がりを目指すことができます。 
 
このブログでは、初心者でも分かりやすく露出をマスターするための5つのコツをご紹介します。これらのコツを身につければ、あなたの写真は一段と魅力的になることでしょう。

露出とは何か?基本の仕組みを理解しよう

写真撮影における「露出」とは、カメラのセンサーやフィルムに取り込む光の量を指します。適切な露出を設定することで、明るすぎず暗すぎないバランスの良い写真を撮影することができます。露出は主に「シャッタースピード」「絞り(F値)」「ISO感度」の3つの要素でコントロールされます。 
 
シャッタースピード:シャッターが開いている時間を調整し、センサーに当たる光の量を決定します。 
絞り(F値):レンズの開口部の大きさを変更し、光の入る量を調節します。 
ISO感度:センサーが光を受け取る感度を設定し、少ない光でも明るく撮影できるようにします。 
 
これらの設定を組み合わせることで、理想的な露出を得ることができます。しかし、それぞれの設定には光の量だけでなく、写真の仕上がりに影響を与える副作用があります。例えば、シャッタースピードを遅くすると動きのある被写体がブレてしまう可能性があります。絞りを開放すると背景が大きくボケて、被写界深度が浅くなります。ISO感度を高く設定すると、写真にノイズが増え、画質が劣化することがあります。 
 
これらの副作用を理解し、適切にコントロールすることが、思い通りの写真を撮影する鍵となります。次のセクションでは、各要素が写真にどのような影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。

コツ1:絞り(F値)で背景のボケをコントロール

この写真は40mm f/2.0で撮影され、明るく鮮明な仕上がりになっています。絞りを開放(F値を小さく)することで、主役の花はくっきりと写り、背景はボカされてピントの範囲がシビアになり、被写体が際立っています。

こちらの写真は同じ場所で同じ40mmの焦点距離のレンズで撮影しましたが、絞りを狭く(F値16)することで、周り全体にピントが合い、被写界深度が深くなり暗く写ります。

写真の明るさを調整する方法の一つに、絞り(F値)を変える方法があります。絞りとは、レンズの中を通る光の量を調節する機能です。F値が小さいと絞りが開き、より多くの光がカメラに入ります。逆にF値が大きいと絞りが閉じて、光の量が減ります。これにより、写真の明るさをコントロールできます。 
 
しかし、絞りを調整するともう一つの効果があります。それは、写真でピントが合って見える範囲が変わることです。F値を小さくすると(絞りを開く)、主役ははっきり写りますが、背景がぼんやりとぼけます。これは背景を柔らかくして被写体を際立たせたいときに便利です。一方、F値を大きくすると(絞りを絞る)、写真全体がくっきりと写り、背景まで鮮明になります。 
 
このように、絞りを使って明るさだけでなく、写真の雰囲気も調整できます。背景をぼかして主役を引き立てたいときはF値を小さく、全体をはっきり撮りたいときはF値を大きく設定してみましょう。絞りを上手に活用することで、写真の表現力がぐんと高まります。

コツ2:シャッタースピードで動きを捉えるテクニック

早朝に1/1000秒で撮影したため、動いている車がしっかり止まって写っていますが、全体的に暗い仕上がりになっています。

1/20秒のシャッタースピードで早朝に撮影したため、全体的に明るい仕上がりになっていますが、動いている車がブレてしまい、詳細が判別しにくい写真になっています。

シャッタースピードは、カメラのシャッターが開いている時間を調整する機能で、写真の明るさを決める重要な要素の一つです。シャッタースピードを速くすると、センサーに入る光の量が減り、写真は暗くなります。逆に遅くすると、光の量が増えて写真は明るくなります。しかし、シャッタースピードを調整することで得られるのは明るさの変化だけではありません。 
 
シャッタースピードの副作用として、被写体の動きを表現したり、逆に動きを止めて鮮明な写真を撮ることができます。例えば、スポーツや子どもの動きを止めたい場合は、シャッタースピードを速く設定します。これにより、一瞬の動きをピタッと捉えた写真が撮影できます。一方で川の流れや車のライトの軌跡など、動きを感じさせる写真を撮りたい場合は、シャッタースピードを遅く設定します。これによって、被写体がブレて動きの軌跡が写真に残り、動感あふれる一枚が完成します。 
 
ただし、シャッタースピードを遅くするときは、カメラ自体のブレも発生しやすくなるため、三脚の使用がおすすめです。また、明るい場所でシャッタースピードを遅くすると写真が白飛びしてしまうことがあるので、絞り(F値)やISO感度も合わせて調整しましょう。 
 
シャッタースピードを上手に活用することで、写真の表現力は格段にアップします。動きを止めるか、動きを表現するかはあなた次第です。シーンに合わせてシャッタースピードを調整し、思い通りの写真を撮影してみてください。

コツ3:ISO感度を使って暗い場所でも明るく撮影

ISO100で撮影したためノイズが少なく綺麗な描写が得られていますが、光量が足りず全体的に暗い仕上がりになっています。

ISO25600で撮影すると、暗い場所でも明るく撮影できますが、ノイズが多くなり写真がザラザラした仕上がりになってしまいます。

暗い場所での撮影は、初心者にとって難しい課題です。そんなときに頼りになるのが「ISO感度」の調整です。ISO感度とは、カメラのセンサーが光を受け取る感度を表すもので、数値を上げると少ない光でも写真を明るく撮影できます。室内や夜景など光が不足しているシーンで、ISO感度を上げることにより十分な明るさを確保することが可能です。 
 
ただし、ISO感度を上げる際には注意が必要です。ISO感度は、光を受け取るセンサーに電気的な増幅をかけて明るくする仕組みです。つまり、光の信号だけでなく、センサーがもともと持っている微細なノイズ成分も同時に増幅されてしまいます。このため、ISO感度を高く設定すると、写真が「ノイズ」と呼ばれるザラザラした粒子のようなものが目立つ仕上がりになりやすくなります。ノイズが多いと、被写体の細部が不鮮明になり、全体の画質が低下してしまいます。 
 
このようなノイズの影響を抑えるためには、ISO感度をできる限り低く設定するのがポイントです。可能であればISO100やISO200など、低い数値で撮影することで、ノイズの少ないクリアな画像が得られます。どうしても暗い場所で明るさを確保したい場合は、シャッタースピードを遅くしたり、絞りを開いて光を多く取り込むなど、ISO感度に頼らずに明るさを調整する工夫が効果的です。また、三脚を使うことで、低ISOでも手ブレを防いで撮影できます。 
 
近年のカメラは高ISOでもノイズを抑える性能が向上していますが、限界はあります。高すぎるISO感度の設定は避け、他の設定とのバランスを取りながら、適切なISO感度を選択することが大切です。ISO感度を上手に使いこなせば、暗いシーンでも明るく美しい写真を撮影できるようになるでしょう。

コツ4:露出補正で明るさを思い通りに調整

カメラの自動露出機能は、多くの場合で適切な明るさの写真を撮影できますが、シーンによっては思い通りの結果にならないことがあります。そこで活躍するのが「露出補正」機能です。露出補正を使うことで、カメラが判断した明るさに対してプラスまたはマイナスの調整を加え、自分のイメージに近い写真を撮影できます。 
 
例えば、逆光で人物を撮影すると、背景が明るすぎて被写体が暗く写ってしまうことがあります。この場合、露出補正をプラスに設定すると、人物を明るく引き立たせることができます。逆に、雪景色や白い壁など明るい被写体を撮影すると、カメラは全体を暗めに露出しがちです。これを防ぐために、露出補正をプラスに調整して実際の明るさに近づけます。 
 
一方、夜景や暗い室内での撮影では、カメラが明るさを補おうとしてシャッタースピードを遅くしたり、ISO感度を上げたりするため、写真が明るくなりすぎることがあります。このような場合、露出補正をマイナスに設定することで、雰囲気を損なわない暗さを保つことができます。 
 
露出補正の設定は、多くのカメラで簡単に行えます。通常、カメラの背面や上部にある「+/-」ボタンやダイヤルで調整できます。数値を「+1」にすると明るさが1段階明るくなり、「-1」にすると1段階暗くなります。微調整が必要な場合は、0.3刻みで調整できるモデルもあります。 
 
注意点として、露出補正を過度に行うと、写真が白飛び(明るすぎて白くなる)や黒つぶれ(暗すぎて黒くなる)を起こす可能性があります。撮影後に写真を確認し、必要に応じて再度調整することがおすすめです。また、露出補正は撮影モードによっては使用できない場合もあるため、カメラの取扱説明書を確認しましょう。 
 
露出補正を活用することで、自分のイメージ通りの明るさや雰囲気を表現できます。初心者でも手軽に試せるテクニックなので、ぜひ積極的に使ってみてください。これにより、写真撮影の幅が広がり、より魅力的な作品を生み出すことができるでしょう。

コツ5:測光モードを使い分けて正確な露出を得る

カメラがどのように光を測定するかは、写真の明るさを決定する上で非常に重要です。これを制御するのが「測光モード」です。測光モードを適切に選択することで、シーンに応じた正確な露出を得ることができます。

マルチパターン測光/評価測光

フレーム全体の光を分析し、最適な露出を計算します。多くの状況でバランスの取れた結果が得られるため、初心者にもおすすめのモードです。

中央重点測光

フレームの中央部分を重視して光を測定します。被写体が中央にあり、背景との明暗差がある場合に有効です。ポートレート撮影などで活躍します。

スポット測光

フレーム内のごく小さな一点だけで光を測定します。逆光や被写体と背景の明るさが大きく異なるシーンで、被写体に正確な露出を合わせたいときに使用します。 
 
例えば、明るい背景で被写体が暗くなってしまう場合、スポット測光を使って被写体の明るさを優先できます。また、風景全体を均一に撮影したいときは評価測光が適しています。 
 
測光モードを使い分けることで、カメラ任せでは難しい露出の調整が可能になります。撮影シーンや目的に合わせて適切な測光モードを選択し、正確な露出を得ることで写真のクオリティが一段と向上すると思いますのでぜひ積極的に試してみてください。

よくある失敗例:露出オーバーと露出アンダーの対処法

写真撮影で初心者が直面しがちな問題として、写真が明るすぎる「露出オーバー」と暗すぎる「露出アンダー」があります。これらは被写体のディテールや色彩を損なう原因となり、理想の一枚から遠ざかってしまいます。では、これらの失敗をどのように防ぎ、対処すればよいのでしょうか。

露出オーバーの対処法

1. 絞りを調整する:絞り(F値)を大きくしてレンズを絞ると、カメラに入る光の量が減ります。これにより、過剰な明るさを抑えることができます。 
 
2. シャッタースピードを速くする:シャッターが開いている時間を短くすることで、センサーに当たる光の量を減らします。明るい屋外での撮影に有効です。 
 
3. ISO感度を下げる:ISO感度を低く設定すると、センサーの光に対する感度が下がり、明るさを抑えることができます。

露出アンダーの対処法

1. 絞りを開く:F値を小さくして絞りを開くと、より多くの光を取り込むことができます。暗い場所での撮影に適しています。 
 
2. シャッタースピードを遅くする:シャッターが開いている時間を長くすることで、センサーに当たる光の量を増やします。ただし、手ブレに注意が必要なので三脚の使用をおすすめします。 
 
3. ISO感度を上げる:ISO感度を高く設定すると、少ない光でも明るく撮影できます。ただし、ノイズが増える可能性があるため、必要最低限の調整に留めましょう。

追加のポイント

1. 露出補正を活用する:カメラの露出補正機能で明るさを微調整できます。写真が暗ければプラス補正、明るすぎればマイナス補正を試してみてください。 
 
2. 測光モードの選択:被写体と背景の明るさが大きく異なる場合、スポット測光や中央重点測光を使うことで、露出をより正確にコントロールできます。 
 
3. 撮影結果を確認する:撮影後に写真をチェックし、その場で設定を見直す習慣をつけましょう。これにより、同じ失敗を繰り返さずに済みます。 
 
露出オーバーと露出アンダーは、設定の調整と機能の活用で克服できます。これらの対処法を身につけて、思い通りの明るさで素敵な写真を撮影しましょう。 
 

まとめ

露出を正しく理解しコントロールすることで、写真の仕上がりは大きく向上します。本記事では、露出をマスターするための5つのコツをご紹介しました。 
 
1.  絞り(F値)を調整して背景のボケをコントロールし、被写体を引き立たせる方法。 
2.  シャッタースピードを活用して、動きを止めたり、動感を表現するテクニック。 
3.  ISO感度を適切に設定して、暗い場所でも明るくノイズの少ない写真を撮影する方法。 
4.  露出補正を使って、明るさを自分の思い通りに調整する技術。 
5.  測光モードを使い分けて、シーンに応じた正確な露出を得るコツ。 
 
また、露出オーバーや露出アンダーといったよくある失敗例の対処法も解説しました。これらのポイントを押さえることで、様々な撮影シーンで理想的な写真を撮ることができます。 
 
写真撮影は経験が重要です。実際にカメラを手に取り、今回ご紹介したテクニックを試してみてください。設定を変えて撮影を繰り返すことで、露出のコントロールが自然と身についていくでしょう。露出をマスターすれば、あなたの写真は一段と魅力的になり、多くの人に感動を与える作品を生み出せるはずです。

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