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アートは観る派?買う派?制作派?

こんにちは、ナミーです。 
暑いですねぇ~~。言いたくないけど、やっぱり口をついて出てきてしまいますよね。
暑いですねぇ~では足りないので、猛暑ですねぇ~、酷暑ですねぇ~、の方がしっくりくるかしら。
車に乗ったら、「外気温44℃」の表示が出ていました。
おおお、日差しのある所では、余裕で40℃超えてるじゃないですか。
気象庁が発表する最高気温のつもりで外出したら、熱中症になりそう…。
日陰の風通しが良い気象観測器のある場所で活動してる人はほぼいないので、アスファルトの上を歩いてると想定した最高気温も一緒に発表してほしいです。
ちなみに、今週末の近畿地方の最高気温は、、、38~40℃!ヒィィィ~~(*_*;)
東北地方に停滞して災害をもたらしてる雨雲を、もう少し南に押し下げて、中国四国~関東にかけて、ザ~っと雨を降らせて、気温を下げる。
という細工ができたら、災害が減って良いのにな、ドラえも~ん!
いや、日本の技術で、お天気操作できるようになりますように!
 
 
先日、またもぎっくり腰になりました。春にも軽めのぎっくり腰になったのに…。 
原因は、ジムでの軽めの運動。それも、高齢者向けの「全身ゆる運動」プログラム。
どーなってるんだ、私の身体は…。まだ40代なのに。
 
どうやら最近、右ねじりのポーズに弱いらしい。今回は、座った姿勢から腰をまっすぐに伸ばすのに、3分かかる状態だったので、ひとまずご近所の整体院へ。 
腰の骨が少しずれてるのでは?との事。 
肩と太ももを入念に整えてもらっただけで、随分に楽になりました。 
腰そのものより、周りに原因があったようで、さすがはプロ、背中を触っただけで、悪いところにジャストミート。 
信頼できる先生が見つかったので、完治するまでしばらく通いたいと思います。 


若干腰の痛みは残っていましたが、どうしても行きたかったアート展「ART OSAKA 2024」に出かけてきました。 
美術館の展覧会とは違い、各ギャラリーが出店してアートを紹介しているので、「購入できる美術展」のようなイメージです。 
知らないアーティストの作品に出会えるのも楽しいし、アートの値段を見ながら鑑賞と言うのも、なかなか新鮮。
「ほ~、いいお値段しますね~」とか「ほほ~、これが100万超えますか~~」と、心の中で呟く…。
 
一昨年に、長坂真護さんの絵画を買ったのがきっかけで、アートの値段がすごく気になるようになりまして。
正直、この小さい絵が100万超えるの!とびっくりすることもあるし、ゴミみたいな作品(実際私が買った真護さんの作品は、アフリカのゴミと融合した作品です)もあるし、タダでも要らないと思う作品もあるけれど、私が要らないと思う作品が売れてたりするので、人の感性が可視化できてて、展覧会とは違う楽しさがあります。
この作品が10年後にいくらになっているか?、今日の予算はいくらまで、という会話が聞こえてくることもあり、なるほど、投資目的で作品を観に来てる人もいるんだな~と知ると、そういう見方もまた面白い。
残念ながら、何十万、何百万円という作品に投資できるほどの目利きでもなければ、諭吉さんも持ち合わせていないので、買いはしませんが。
あ、もう諭吉さんではなく、栄一さんでしたね。

今回の会場は2箇所、中之島と北加賀屋(アートの街として頑張っている地域です)がありまして、まずは、中之島会場(こちらの会場の方が販売がメインな感じでした)から、見学開始~。


久野彩子さんの作品。

鉄で出来てるみたいに見えるでしょ?ハートの土台部分は木で出来てるんです。上のクレーン部分は金属ですが。
力強いかっこいい女性の作品なんだろうな~と、勝手に想像しながら観ていると、御本人登場~。
なんと、優しい物語の絵本作家さんのような、ほんわかした可愛い女性でした。
この方が、こんな力強い作品を作ってるんですか~!
「心揺さぶられたので、買います!」と言いたいところですが、軽自動車1台買えるほどのお値段ですので、、、凄い繊細で素敵な作品ですね!と、気持ちだけお伝えしまして、こちらのブースを後にしました。。。

やばい、、、買える値段でもないのに、欲しくなってしまう魔空間だ…、気をつけろ、私。
買い物は、潔く勢いで買ってしまうタイプなんで(車も然り…)


こちらは、岸裕真さんの作品、とても現代的というか、変わった制作方法なのでご紹介。

岸さんは人工知能の研究をされている方で、画像生成AIを使って描かれた作品なんです。
タイトルがなくても、何が描かれているかわかりますか?
正解は「聖母子像」です。
私も画像生成AIを使って、画像を作ったことがありますが、人ってやはり難しいみたいなんですよ。風景や建物はほぼ完璧なものを作ってくれるのに、人は顔も身体もグッチャグチャ。謎の生物の顔をしてるし、足は3本はえてるしで、これは使えないな~と思ったことがあります。
それと比べると、比較的ちゃんと人とわかる顔をしてる(若干猿っぽいけれど)

その生成された画像を元に、アルミニウムパネルに樹脂を流して描かれていることによって、独特な世界観が広がっています。
観れば観るほど、面白い作品だな~と思いました。
まだまだ開発の余地がある作品、あと数年後には、どんな作品ができあがっているんでしょう、将来がとても楽しみな作家さんです。

 
こちらは中国の作家:袁方洲さんの作品。
黒くてゴツゴツしていて、アスファルトで作ったのかな~と思ったのですが、これ、ガラスなんです。

横から見ると、発泡スチロールみたいに気泡が入ったような状態で、指でプスッと突いたら、へこみそうに見えるんです。
これは、キルンワークという冷えたガラスを電気炉に入れて加熱してガラスを生成する技法らしいです(全く分かりませんが…)
この作品も、落としたら粉々に割れるのかなぁ?ガラスだもんなぁ~と思いながら眺めてました。
別のブースで、とてもとても繊細な透明のガラス細工を観た後だったので、あのガラスがねぇ、こんな造形になるんだな~。と関心しきり。
身近なガラスなのに、知らないことだらけ。


山江真友美さんの作品は、これが油絵なのかと思う、ツルッツルの表面で、これこそガラスみたい。

写真からでも、つるっとした感じが伝わるでしょ。藤田嗣治の乳白色のような、なんとも言えない透明感があって、とても素敵な作品でした。
一部にわざとキャンバス地のザラザラを残した作品もあって、ツルツルとザラザラの対比が面白かったです。
こういう絵画には、どんな額装が合うんでしょうね。ガラスのケースのようなものが、似合うのかもなぁ。


韓国人アーティストの、ペク・ウナさんの作品は、布の上に描かれた柔らかい絵と、刺繍の動物がポイント。

和の色合いも好きだし、刺繍の動物が少し浮き上がっていて、いかにも動物が存在するかような、温もりを感じます。
かわいいだけじゃない、美しさのある作品。
この中で買うとしたら、黄色のうさぎの作品をセットで、、、あ、1枚売約済み。
ある意味良かったかもしれない…。雑多な私の部屋に飾ったら、うさぎが逃げてしまいそう。


ゆる絵画の極み、小川健一さんの作品。

一見、誰にでも描けそうな絵ほど、余白とか色合いとか難しいんですよね。まさに余白の美学。
絵の具の盛り上がりを見ると、先程の山江さんの作品とは真逆。
真逆なのに、なぜかどちらも癒やされる~。


2時間ほどウロウロしたので、次の会場に行きましょう。
途中寄り道をして、ART OSAKAとは別の美術展、ハルカス美術館の広重展を観に来たら、なんと入場制限中でして…。
これは入場しても人の頭を観て回るようなものだろうと思い、北加賀屋会場へ向かいました。
北加賀屋自体がアートの街、ビルの壁画や、突然現れるオブジェなど、歩いてるだけでアートに出会えます。

北加賀屋は2会場ありまして、まずは小さい方の会場「kagoo」へ。
この会場では、TABBYの作品がたくさん展示されていて、異彩を放っていました。 

TABBYはバンクシーのような、風刺を効かせた絵が得意のようで、こちらの「LYING KING」は、早速耳に絆創膏!

トランプ氏が銃撃されてまだ1週間そこらで、もう絆創膏の対応してるって、すごくないですか?
絵自体は銃撃前に日本に到着してたでしょうから、画商さんに「この位置に絆創膏を貼ってください」って依頼するんでしょうか?
芸術って一見、社会(日常)から切り離された領域にありそうですが、経済面でも大金が動くし、社会を変える絵だってあるし、日常が芸術を遠ざけてるだけで、実際はもっと身近な存在なんじゃないかと思います。


こちらは、どんなに近くで観ても、これが版画だとは思えない、線描画のような作品。

西村涼さん、20代ぐらいの方でしょうか、御本人もいらっしゃいましたが、とっても控えめなお方でした。
こんなすごい作品が作れるなら、私だったら、「見てみて、細かいでしょう、こんなん誰にもできないから!」って自慢してしまうと思う…。
何度も言いますが、これ版画ですよ、こんな細い線、人の手で彫れます??


暑い、歩き回る、インプットインプットで、脳みそがオーバーヒートしそうでしたが、最後の会場、クリエイティブセンターへ。
ここにカフェがあるから、一旦くつろごう~と思ったのに、ラストオーダーが数分前に過ぎていた…。
ここまで来たのに、また戻ってカフェを探して歩く気力もなく、とにかく1階から4階まで、ノルマの如く歩いて回りました。
 
加藤隆明さんの繭玉に金を施した作品。

遠目で見ると、蜂の巣みたいですねぇ。写真するとあんまり伝わらないな、繭の凹凸に金が塗られ、それがいろんな方向から反射して、良い光を放っていました。
ブツブツ恐怖症の人は無理かもしれないですね、「草間彌生とこれはダメ!」って言ってる人もいたので。


4階のフロア全てを使って、西野康造さんの作品を展示。

螺旋状の金属がフロア全体にぐる~っと展示されていて、圧巻でした。
スカイツリーを倒して展示しているような、格子組み。
こういう作品って、展示してない時は、どうやって保管してるんでしょうね。アート倉庫に入れて置くにも、重ねたら作品が痛みそうだし。

北加賀屋にもアート倉庫があって、シップスキャット&トらやんでおなじみのヤノベケンジさんの作品があり、今日は開放日だったので、寄って帰りました。
前回北加賀屋に来た時も開いていたので観たことがあるんですが、トらやん、かわいいですね。


最後に、アーティストが入居するスタジオ見学に行って、公開制作中の大崎のぶゆきさんと、ドイツ留学中に住んでおられたシュツットガルトの街の話で盛り上がり、駅に戻る前に、カフェでエネルギー注入~。
このチーズケーキ、うぅぅんま~~~!!


さてさて帰ろうと思ったら、野外展示というか制作中の作品がありました。

高野千聖さんの作品。
「FREE GAZA」、パレスチナへの平和のメッセージが書き込まれた作品です。
どうかこの作品が力となって、パレスチナに平和が訪れますように。
こちらの作品は、8月4日、11日、18日にも、鑑賞可能です。
お近くにお寄りの際は、ぜひ。


トータル2万歩弱歩いて、しっかり腰も痛くなって、帰路につきました。
また整体院に行ってこよ…。


さてさて、ホームページもアート作品のように、見せる魅せるサイトになっていますでしょうか?
サイズの小さい画像を引き伸ばしてボヤ~っとしていたり、新着情報が3年前のものだったり。
アートもホームページも、鮮度が大事ですからね、ぜひwebchangerでホームページの更新を。
お問合わせ、お待ちしております。

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