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色の名前

こんにちは。ナミーです。 
夏に海に行けなかったので、youtubeで海辺の映像を見てしまいました。 
波の音がザザ~ン。あ~、癒やされ・・・るわけない。 
行きたくなっただけで、フラストレーション溜まりまくり~。 
実体験&経験は偉大なり。 
ふと、オロナインのCMの「知ったつもりにならないでリアルに体験した方がいい日本の100」を思い出しました。 
ほんま、そのとおり。コロナが収束したら、リアルに触れに行こう~。
 
 
海の映像を見ていると、「南国の海の色って、ブルー系の絵の具を垂らしたみたい」 と思ったんですが、これって、何色と表現したらいいんでしょうね? 
青や水色のようなありふれた色じゃなくて、エメラルドグリーン色や群青色の表現の方がしっくりくる。 
でも、一色じゃないし、「青い海!」を「エメラルドグリーン色や群青色が折り重なった海!」と言えば、ややこしい人扱いを受けそうだし。
 
そこで、1枚の画像から、色を解析してみることにしました。サンプルはこちら↓↓ 

美しい海~~☆☆☆☆☆(泳ぎたい~~~)
・・・はさておき、この写真の海の色を、以下のように抽出しました。 

ベタ塗りになると、台風の後の海のように、途端に透明度を失ってしまうのが残念。

◯の部分の色を、RGBカラーコードであらわすと、 
1◯ → #d4c8b3 
2◯ → #c4cbbd 
3◯ → #89c7c4 
4◯ → #5bc6d2 
5◯ → #54c5dd 
6◯ → #2d8dba 
7◯ → #2c7cc4 
となります。記号になると、全く何色だかわかりませんね。
ただ、カラーコードがわかれば、再現がしやすくなります。

この1~7のカラーコードをグラデーションにして、画像に重ねてみると… 

奥行きは全くなくなり、海を縦切りしたように見えますが、色の再現だけで言うと、思ったより出来上がってませんか?
「全然、再現できてないやん!」ってなると予想してたんですが…。予想裏切る出来栄え~。


再現はカラーコードから意外とできることがわかったので、他に美しく表現する方法は無いか?と思いまして、これらの色の和色名を調べてみることにしました。和色名は情緒があって好きなんです。

カラーコードは多少異なりますが、
1 #d6c6af:亜麻色 (あまいろ) 
2 #bed2c3:青磁鼠 (せいじねず) 
3 #a2d7dd:瓶覗 (かめのぞき)
4 #83ccd2:白群 (びゃくぐん) 
5 #89c3eb:勿忘草色 (わすれなぐさいろ)
6 #2792c3:縹色(はなだいろ) 
7 #007bbb:紺碧(こんぺき)

ほぼこの色合いで表現できます(抽出した5の色は、勿忘草色にもう少し緑を足したような色ですが)
漢字だけではピンとこない色もあるので、各色の解説をすると、

亜麻色:亜麻を紡いだ糸の色のような、黄色がかった薄茶色
青磁鼠:青磁色を灰味がからせた薄い緑色
瓶覗:白に近いごく薄い藍色
白群:やわらかい緑みの青色
勿忘草色:ムラサキ科 ワスレナグサ の花のような明るい青色
縹色:藍染めの色名で、藍色よりも薄く浅葱色よりも濃い色
紺碧:真夏の日差しの強い青空の色のような深く濃い青色

瓶覗や青磁鼠なんて名前は、おもしろいな~と思いますし、紺碧は耳にも深さが伝わる響きだと思います。
和色名は、染色からきてる名前が多いですね。着物文化の日本ならでは、でしょうか。

縹色だけでも、深縹・中縹・次縹・浅縹・白縹と、濃さによって色が分かれていたり、花色、月草色、千草色、露草色の別名があったり。 
また、枕草子に「移ろひやすなるこそ、うたてあれ」と嘆かれている色は、縹色ことだそうです。 
なんとも風流~。 
 
色の由来や背景を掘り下げていくと、いろんな発見がありますね。 
和名と洋名を調べてみるのも、おもしろそう。
紺青(こんじょう)=プルシアンブルー(プルシア(=ドイツ)の青の意味)ですが、この名前は、18世紀初頭にドイツ(プロシア)の染色職人が、赤い顔料を作ろうとして発見した顔料なので、プルシアンブルーと呼ばれています。
名前に歴史ありですね。


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