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くどやま芸術祭に行ってきました♪

こんにちは、ナミーです。 
 
先々週でしたか、また、関東で大きな地震が起きましたね。 
そして、今度は阿蘇山が噴火。 
5日前には、民間の地震予報サービスが「M7級の地震が東北で起こる前兆がある」と発表。 
日本全国、地中の活動が活発になりすぎてますよね…。 
活発になって良いのは、経済よ、経済。地球の中は、おとなしくしといて下さい。 。。
 
 
急に秋が深まり、秋と言えばの「柿」を、毎日山盛り食べてます。
糖分が多いので、食べ過ぎ注意なんですが、 やめられない…。
関西では、奈良の五條や、和歌山の九度山の辺りが柿の産地として有名なので、そちら方面の道の駅にでも行ってみよっかな~と調べていたら、「くどやま芸術祭」の文字が目に止まりました。

なぬ?九度山で芸術祭??

3年に一度の「瀬戸内芸術祭」も3回連続出かけるほどの芸術祭好き(しかも、春・夏・秋会期の会期毎に訪問しています)
これは、行かなあかんでしょ。
終了1日前に、滑り込んで来ました(間に合って良かった~♪)
 
終了直前だし土曜日だし、さぞ混んでるだろうと、感染対策ばっちりで出かけたのに、ガ~ラガラ。 
密にならないためにも、大々的な宣伝ができなかったのかもしれませんね(だから私も知らなかったのよ) 
素敵な作品ばかりなのに、もったいない。 
 
というわけで、知らなかった&行けなかった人のための「くどやま芸術祭レポート」です。 
芸術の秋をお楽しみ下さい。

まずは、くどやま芸術祭の拠点「道の駅:柿の郷くどやま」へ。
道の駅の名前が、柿の郷!年がら年中「柿」オシ。
そんなに柿とおっしゃるなら・・・
作品を見る前に、産直コーナーを覗き、早々に柿をGET。紀の川柿と太秋柿(両方この辺りの柿の品種です)を買えて、満足です!

さぁ、帰ろう、、、。
ではなくて。
道の駅にも、作品が2つあります。

今回の芸術祭の総合企画者でもあるアーティスト「大西 高志」さんの作品

パンフレットの表紙にも使われている作品です。
専用のipadを作品にかざすと、鳥が動き出し、単なる美しい絵というわけではないんです。
こういう仕掛けが、現代アートの楽しいところ。

こちらは「奥田 誠一」さんの 、立体(アースワーク)  

地震の後、断層が隆起したのかと、ドキッとしました…。
大地が柔らかく、一定のリズムで動いてるようにも見えます。単純なようで複雑な、大地を彫刻するアート。
写真で見るより、ずっと迫力ありますよ。そして心がちょっとざわつく。


まちなかエリアに入って行きます。
空き家が作品の展示会場になっていたり、商店街のショーケースに作品が展示されていたり。
町全体が芸術祭なので、歩いていても楽しい~。(瀬戸内芸術祭も同じ形式なので好きなんです)

空き家に展示されていたのは、「谷口 和正」さんの、鉄板treeアート。

木も球体も、文字が絡まって形を作っています。壁には影となった文字が浮かび上がり、幻想的な世界。
この文字が、般若心経だったら、お寺で展示しても良さそう。

 九度山のヒーロー「真田幸村ミュージアム」には、「鈴木 ひょっとこ」さんの、家電図シリーズの絵画が展示されていました。

発想がおもしろい~。今どきの鶴の恩返しは、機織りではなくミシンでザザーっとやっちゃうわけですね。
羽が飛び散ってるから、おそらく不器用な鶴なのかと…。

 「池原 悠太」さんのビジュアルアート。

繊細な絵画が、ビジュアルアートとなって動くので、動きの1つ1つも見逃してくなくて、長居してしまいました…。
こういうタッチの絵が一番好きなんです。
会場内、私ひとり。誰にも邪魔されず、最高の鑑賞。ありがたすぎるよ、くどやま芸術祭!

この時点で、スタートから、1時間半が過ぎていまして…。
外は暑いし(10月なのに29度!)、歩く・立ち止まる、歩く・立ち止まるの繰り返しなので、まぁまぁ疲れます。
芸術祭は体力勝負!!
はい、次!テンポよく行きましょう。
 
メディカルアート集団「spirogram」の作品。 

写真だけでは全く伝わらないと思いますが、「呼吸をうつしだす」がテーマで、この椅子に座って、ゆっくり呼吸して。というアートです。
音楽と心地よい映像が流れます。展示会場は、元理容室。
呼吸生理学者も関わったアートなのが、おもしろいポイント。
何がどうアートなのかは、不明ですが…(現代アートはそういうもんです)

 旧萱野家(大石順教尼の記念館)には、「ひらの まり」さんの、ステンドグラスアート 。

型板硝子と根来塗がコラボした作品です。
ひらのさんと言えば、クリームソーダとか、パフェとか、ステンドグラスとは思えないPOPな作品しか知らなかったので、根来塗の渋さにビックリしました。

そして、こちらの旧萱野家は、普段から大石順教尼の作品を公開されている施設で、大石順教尼の解説もしていただきました。
両腕を切断された大石順教尼。口で筆を持ち、書や大津絵などを描いた、スーパーアーティストです。
口でこんなにきれいに書や絵が描けるの?と衝撃を受けました。
間違いなく天才!

 続いて「田中 誠人」さんの、インスタレーション 。 

これは、説明が必要な作品ですね。
まず、この球体の中に入ります。そして、真ん中のウイルス?!みたいな形の球体に手を突っ込むと、周りの球体に手が映し出される(ぼんやりと)
という作品です。
へ~、なるほど。ほんとにぼんやりとしか映らないから、この仕掛け、いる?という感じで…。
難解アートの一つでしたが、暗い部屋にポ~っと光る作品は、美しかったです。

 そしてこちらは「宮崎 雄樹」さんの、アクリル油彩のアート。

ぼわ~っとした、輪郭が良いですね。くすんでるようで透明感のあるアクリルの質感も素敵。 
飲食店内に展示してあったので、食事中の方の横で鑑賞するのは、気が引けましたが…。

まちなかには、公募アーティストの作品も展示されています。ガラスに反射して、ちゃんと見えない作品もあって、ちょっと残念。
今日の日差しは、きつすぎる…。

「向井 正一」 さんの、チャイルドロボットは、駅に続く狭い道沿いに展示されているので、撮影が難しくて…。 
別会場にも作品があるので、のちほど紹介します。 
 
今回の展示の中で一番気に入った作品が、こちら「伊藤 博敏」さんの石の彫刻。

石が、柔らかい物質にしか見えない!
石をくり抜いて、チャックを付けて、中にいろんなものを詰めこんで…。それが布で作られてるかのように自然。
何て美しい作品なんでしょう!(歯は除く) 
天才だ…、天才。発想もすごいけど、作れてしまうのがすごい。

これで九度山駅まで来たので、折返し。

 こちらはいかにも芸術祭らしい作品、「アストロ温泉」さんの、謎の物体たち。

光ったり音がなったり、ガラクタの組み合わせのようで、おもしろい。
何を意図してるのかはさっぱりわからないけど、参加できる(自分でボタンを押して音を出すなどができる)作品はおもしろいです。
展示場の昭和を感じる壁なども、味があって良いですね。

 先ほどの撮影しにくかった「向井 正一」 さんの、チャイルドロボットシリーズ。テーマは「子供が子供を育児する」

頭に離乳食用のスプーンとフォークを付けてるのがかわいい。

九度山の町の中に、平山郁夫画伯の奥様のご実家があり、現在「松山常次郎記念館」となっています。(松山常次郎は衆議院議員)
芸術祭に合わせて、平山郁夫画伯の「九度山八景」が展示されていました。
撮影は禁止でしたが、館内を詳しく説明していただき、芸術祭とは別の施設ですが、入ってみて良かったです。

油彩の「はやしだ ちか」さんの作品と、照明・空間演出の「monad」さんのコラボ作品。

絵が上手い人って、下地がどんなところでも、美しく描けるんだなぁ~。
もとからここにあった、もしくは、壁から浮き出てきたかのように馴染んでいました。
この絵画に空間演出がプラスされると、一気に芸術祭っぽい作品になるのもまたおもしろいです。

こちらは、「西 崇」さんの、陶芸作品。

また出てきましたね、難解アート。踏みたくなる衝動に駆られますが、白線の中に入っちゃダメですよ。
作品の上の釉薬の色が、太陽に照らされて、キラキラ光っていました。屋外展示が正解な作品ですね。
陶芸というより、色パネルのアートのようでした。

 こちらは、不思議な作品「AWAYA/あわ屋」(2人組)の、サウンドインスタレーション。

銀行(信用金庫かも?)の跡地での展示なので、この鉄柵は、金庫室の中なんです。
ポコポコと湧き出す、ドライアイス?の壺から、水琴窟のような癒やしの音。更に癒やしの音楽が二重三重になって、まさにサウンドインスタレーション。
展示なしの無の世界で、この音を聴いても素敵だと思います。

「八太 栄里」さんの作品は、町の中、いろんなところに飾られています。
こちらは、九度山の風景を描いたもの。

真ん中に小さな鏡がついていて、自分が映るようになっています。
「九度山の風景と私」が出来上がるわけです。
今日、今だけの作品。

医院跡には、複数アーティストの作品を展示。
 「村山 大明」さんの細密アート(一部立体)には、驚愕。人間の手でこんな細かい絵が描けるなんて!! 

また絵も可愛くて♪ この作品のグッズが売ってたら、絶対買ってたなぁ~。


ここで、まちなかエリア終了~。ふ~~~、疲れた。
これで終わりではない、、、もう一度道の駅に戻り、次は、世界遺産エリアへ。
もはや、全作品制覇に向けて、義務的に歩いてる感じ…。

こちら、世界遺産「慈尊院」

このアートな暖簾、芸術祭じゃなくても、飾っておけばいいのに。門とすごくお似合いだと思います。

慈尊院のお庭では、 「ナカジマダイスケ(東京盆栽生活空間)」さんの、立体盆栽を展示。 

動物の骸骨に茂る草木。生と死が融合したアート。
なんかすごく生命力があって、素敵な作品でした。

慈尊院から強烈な階段を上がり、丹生官省符神社のアート、勝利寺にある紙遊苑のアートも、堪能したんですが、、、。
ズボンのポケットにスマホを入れて、ゼイゼイ言いながら階段を上がったせいで、スマホのレンズに汗がついてたみたいで、その後の作品は全部ピンぼけ…。
おもしろい作品もあったのに、お伝えできなくて残念です。

芸術祭自体は終わってしまいましたが、webサイトは残ってるので、興味のある方はぜひご覧下さい。
https://kudoyama-art.com/2021/

たっぷり5時間、九度山を歩き回りました。疲れました…。
新型コロナが収まって、いろんな町で、芸術祭が開催されるといいな。
その時までに、体力鍛え直しておきます。

帰宅後、改めて芸術祭のwebサイトを見て、より深くアーティストについて知ることができました。
やはり、webサイトって大事。
「ホームページなんてなくても誰も困らないわ~」と思っていませんか?
思ってる以上に、閲覧されてるもんなんですよ。
簡単に更新できるwebchangerで、サイトを作成しませんか?ぜひ、ご連絡お待ちしております。

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