株式会社グローバルゲート公式ブログ

メールサーバの仕組みについて

こんちには、株式会社グローバルゲートでサーバ管理をしているタカです。 
 
今回は、業務などでよく使われてる電子メールについてお話します。 
 
近年、コミュニケーションツールとしてLINEやTwitterなどのSNSをよく使われてますが、会社では 取引先やビジネスパートナーとの連絡ごとなどでは今でもメールが使われています。 
 
メールの転送は、インターネットの普及前から使われてるシンプルなものですが、内部ではすごく複雑なプロセスを経てメールデータの転送をしているのを多くの人は知らないと思います。

メール送受信のプロセス

メールの送受信は主メール転送を行うSMTP(Simple Mail Transfer Plotocol)とメールボックスからメールデータを受信するPOP(Post Office Plotocol)の二つのプロトコルを使い下記の図のようなプロセスでメールの送受信を行っています

メールサーバとは

メールサーバとは「メールの送受信の役割をするサーバ」のことで 郵便局がハガキを受け取り、配送先の最寄の郵便局まで配送して各家庭の郵便受けに入れるまでの役割を果たします。 
 
メールサーバが行うメール送受信の流れ 
 
①メールソフトで送信したメールを自分のメールサーバに届ける 
②送信先のメールサーバに対してメールを転送する 
③送信先のメールサーバにメールが届いたら宛先のメールボックスにメールデータを格納する 
④宛先のユーザーが自分のメールボックスに新着メールを取りに行く 
 
①~③まではSMTPサーバが行い、④はPOPサーバが役割を担います。

プロトコルとは?

プロトコルとは、コンピュータでデータをやり取りするために通信における送受信の手順などを定めた規格のことです。 
 
共通の通信手順に従うことで、正しいデータ通信が可能になります。 
 
目的別にいろいろなプロトコルが存在しており、身近なものとしては、We b閲覧などに用いるHTTPやメールの送受信に用いるSMTP、POPなどが挙げられます。 
 
豆知識として「これ、なんのプロトコルをつかってるの?」と聞かれた際に「HTTPプロトコルを使ってる」と答えるのは間違いです。 
 
HTTP=Hyper Text Transfer Plotocolの略なので、HTTPには既にプロトコルって言葉が入っています。

SMTPサーバとは?

SMTPサーバとは、メールの送信元と宛先との間でメールの送受信または中継することを主な目的としたサーバアプリケーションソフトのことで、メール転送エージェント(通称MTA)の一種に該当します。 
 
送信元がメール送信すると、SMTPサーバはメールを高速に処理し、どのメールサーバへ送信するかを判断してメールを中継します。その後、Gmailや各プロバイダのSMTPサーバがメールデータを宛先のメールボックスに格納します。

POPサーバとは?

POPサーバとは、一般的に「メールの受信」を担い、メールサーバから新着メールをクライアントのPCやスマホに届けるためサーバのことです。 
 
因みにメールの受信と言っても、SMTP間の受信とクライアントが新着メールを受信するのでは意味が異なります。 
SMTP間の受信とは、送信元のメールサーバから転送されたメールを送信先サーバが受信するという意味であり、クライアントでの受信とは自分のメールボックスから新着メールを取りに行くことを指します。

まとめ

・メールサーバとは、メール送受信の役割を果たすサーバアプリケーションのこと 
・SMTPとは、送信者からメールを受け取り送信先へ中継する役割を果たすもの 
・POPとは、新着メールをメールボックスからPCやスマホに届ける役割を果たすもの

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