株式会社グローバルゲート公式ブログ

大人の夏休みの自由研究~流星群とキトラ古墳~

こんにちは、ナミーです。
今週はずーっと、天気予報とにらめっこ。近畿地方は「火曜日に上陸する」予報から、水曜日にずれ、木曜日にずれ、九州で大きな被害をもたらしながら、未だ九州・四国で停滞中のため、こちらは現在晴れております。
土曜日の夜あたりに通過するみたいですが、その頃には、熱帯低気圧に変わっているとか。
ただ、今回は、台風から遠く離れた地域でも、線状降水帯が発生したり、ただひたすら雨が降ったりで、被害が拡大しているので、どうぞ皆さんご安全に、お過ごし下さい。 
 
 
さて、8月ももう終わり。
昔は8月31日まで夏休みだったんですが、今は8月の最終週から2学期がスタートしている学校が多いんですね。 
まだまだ暑いのに、よく勉強される最近の若者たち(えらい!)
あ、クーラーがある学校も増えたからかな?
 
ところで、小学生のそこの君!夏休みの自由研究は終わりましたか? 
夏休みといえば自由研究とか、観察日記とか、毎年やっていた記憶はあるのですが、一体何を研究してたんだろう…。
宿題はまじめに提出するタイプだったので、それなりに何かしらやったはずなんですが。 
今回は久しぶりに小学生に戻った気分で、自由研究を2つ、ご提出致します。


【自由研究その1】ペルセウス座流星群の観察
去年も行ったやん!と言われそうですが、はい、今年も行ってきました(本年も星マニア1名同行です)
今年は流星群を見るには条件がよかったんで。
でも今年はちょっと東へ。三重県亀山市にある天文台「童夢」での「ペルセウス座流星群観察会」
去年の西はりま天文台と比べると、規模は小さめの観察会でしたが、愛好会の方が、ペルセウス座流星群の説明や、夏の星座の説明を事前に詳しくしてくださったので、夜空を見上げた時に星の位置がわかり、今年は星空アプリを使わなくても良さそう!
説明の後は、みんなそれぞれにグラウンドにシートを広げ(この施設は小学校の跡地に建てられています)、流れ星待ち~。
22時半までは月が出ていたので空が明るく、東の方面は四日市工業地帯の光がうすぼんやりと明るかったので、月が落ちるまでは座っておやつをポリポリしながら、友達とお喋り。
たまに、「あ~!流れた~~!」と声が聞こえると、今更「えっ、どこ??」と空を見上げてしまう。
一瞬で消えちゃうからね、ま、朝までたっぷり時間はあるさ。

お腹も満たされ、ゴロ~ンと寝転がった23時頃から、月明かりもなくなり、だんだん見える星の数が増えてきました。 

真ん中の少し薄い部分が天の川。去年の方がもっとはっきり天の川も星も見えたのですが、iphoneを新調したため、去年よりたくさん写りました。

小さな「あっ!」から、大きな「あ~~~!」まで、流れ星を見つけたら、みんな声が出てしまうんですね。
声の長さで、流れ星の大きさがわかる~~。
全体をぼんやり眺めるのがたくさん流れ星を見るコツとのことなので、ぼ~っと全体を見渡しているつもりなんですが、やはり広い空ですから、見逃し流れ星も結構あって…。
みんなの「あ~!」が聞こえたのに、自分だけ見えてなかったら、絶望を感じる…。

0時までは、だいたい5~10分に「1流れ星」レベル。天気が良いのでよく見えてる方だと思います。
星もですが、もうひとつ気になるのが、飛行機。この辺りが航路になっているようで、どんどん飛んで行くんです(東から西方面が多い)
一体どこの飛行機が、どこからどこに向けて飛んでいるのか気になって、フライトトラッカー(飛行中のフライトをリアルタイムチェックできるアプリ)で追跡!
なるほど、中部国際空港セントレアが近いからたくさん飛ぶのね~、時間帯的に、貨物機が多かったです(特に中国行き)
あ、これも、自由研究になりそうですね、どこからどこへ何を運んでいるのか?なんて調べたら。
(まだ自由研究が終わってない方は、今すぐアプリを入れて、空を見上げるのだ!)

0時を過ぎると、一気に子連れ家族はいなくなって、大きな天体望遠鏡を持った星愛好会の方たちの会話が聞こえるようになりました。
望遠鏡から土星とアンドロメダ銀河が見えるって!
ご厚意に甘え、私たちも望遠鏡を覗かせてもらいました。
ちっちゃな土星が、めちゃくちゃかわいい~♡
土星の輪っかが直線に見えていて、球体に棒が刺さっているよう。まるで串団子。
来年は、地球と土星の位置関係から、相当高精度な望遠鏡を使わない限り、輪っかが見えなくなるそうです。

アンドロメダ銀河といえば、銀河鉄道999の終着駅(でしたよね?、って知ってる人います??)
漫画のイメージから、宇宙の遥か彼方にあると思っていましたが、望遠鏡で見えるんですねぇ~。
ボワっとした銀河群なので、土星ほどの感動はなかったですが、アンドロメダ銀河を見れた満足感~♡

ちょうど、アンドロメダ銀河の説明を愛好会の方がしてくださってる時に、特大の流れ星がシュ~ンと走って行きました。
流れ星の尾があんなに長く見えたのは、人生で初めて!
ペルセウス座流星群は比較的早く流れるタイプの流れ星だそうで、冬のふたご座流星群の方が、こういう尾っぽが長い流れ星が見えやすいそうです。

深夜2時を過ぎると、
「あ、また流れた」「あ、また」「あ、」
のレベルでどんどん流れるので、1時間で何個流れ星を見られるか、数えることにしました。

結果「40個」

1時間で50~60個ぐらいは流れてるのではないかと思います。
天文台のある場所にしては珍しく、市内中心部からさほど離れていないし、山の上の方でもない場所で、よくこんなに見られたなぁ~。

満足したので1時間半ほど仮眠して、蝉の声で目を覚めました。
朝まで居座っていたのは、広いグラウンドに私たち二人と、愛好会の方数名のみ(←愛好会の方ですら随分減ってた) 

明け方にはこんなに雲がかかっていたので、夜中に雲がかからず満点の星空だったのは奇跡。
今年も、良いペルセウス座流星群が観測できました、ありがとう~!

【自由研究まとめ】
1、ペルセウス座流星群は、条件が良ければ、1時間に40個前後、肉眼で見られる。 
2、来年以降約5年間は、月の影響で、流星群を見るにはあまり条件が良くない。 
3、土星の輪っかは、来年、地球と土星の位置の関係で、輪っかがない状態で見える。 
4、ペルセウス座流星群は流れるのが早い、ふたご座流星群の方がゆっくり流れるので、流れ星に願い事をしたい人は、ふたご座流星群の方が良い。


【自由研究その2】キトラ古墳の南壁「朱雀」の見学
キトラ古墳は、7世紀末~8世紀初め頃に造られた古墳で、石室内に四神(東:青龍、西:白虎、南:朱雀、北:玄武)が描かれており、現在は修復を経て、壁画保存管理施設で保存されています。
今年は4回、壁画公開予定で、夏は南壁の朱雀が公開されました。
前から気になっていたので、最終日近くになって、滑り込み訪問~(事前予約制ですが、空きがあれば当日でも入場可能です)

本物の壁画とその解説が書かれた部屋に案内され、よく見えるようにと、オペラグラスも貸出してもらえます。
ガラス越しに見る朱雀は、繊細な線で描かれていましたが、本物の品格と言いますか、気品のある存在感。いわゆる「オーラ」が放たれまくってるんですかね。

(↑パンフレットより、なんか神々しいでしょ)

全長39cmの小さな朱雀。古代中国では、様々な物事を司る霊鳥と考えられ、方角は南、季節は夏(だから夏公開なんだ~)、を象徴しています。
特にキトラ古墳の南壁は、閉塞石として、最後に石室を閉じる役割を持っていたので、大事な部分だったと思われます。

見学時間は10分間でしたが、人数管理されているので、壁画も周りの解説パネルもしっかり見ることができて良かったです。
しかも、国宝の期間限定展示にも関わらず、無料。

1階の展示室には朱雀だけでなく、キトラ古墳に関する詳しい解説がいっぱい。

一瞬、宇宙科学館に来たかのような展示にびっくりしましたが、キトラ古墳の石室の天井には、天文図が細かく描かれています(←秋に公開予定)
なので、展示室にも同じ天文図が天井にも描かれているんですね。
太陽の通り道や、北斗七星など、7世紀終わりに天体のことがこんなに詳しくわかってたんだ~という驚き。

そもそもキトラ古墳の「キトラ」って、日本の名前っぽくないですよね?
中国から来た名前なのかな~と思ったんですが、キトラの名前の由来は3説あるそうで。

1、亀(き)と虎(とら)の壁画説
石室の盗掘孔から、玄武(亀)と虎(白虎)が見えていたので、亀と虎でキトラと呼ばれた
2、住所「小字北浦」説
キトラ古墳の南側の地名が小字北浦と言い、キタウラ→キタゥラ→キトラ になった
3、方角説
キトラ古墳は、明日香村安部山集落の北西にあり、北=玄武の亀、西=白虎の虎で亀虎

何かどれもしっくりこない…。
・亀をなぜ「キ」と読むのか。明日香村にある有名な奇石「亀石」は、「きいし」とは言わず「かめいし」と言うのに、どうして「カメトラ古墳」と言わないのか。
・キタウラがキトラは、かなり強引な気が…(短縮言葉が流行ってたの?、1文字しか縮んでないけれど)
しかも、南側の地名が北浦だったってことは、キトラ古墳の地名は北浦ではないってことなのでは?南側の地名をわざわざ古墳の名前にする??
・方角説に至っては、なぜ安部山集落を起点に考えたのか意味不明。

素人が勝手に、どれも違うんじゃない~と思っても、何の根拠もないんですけどね。
おそらく学者が出したこの3説のうちのどれかが正解なんでしょうけど。

古墳ですから、誰が埋葬されていたのか気になるところですが、こちらはまだ人物が特定できていません。
骨や歯から大柄な熟年男性ということと、副葬品から身分が高い人だったことはわかっています。
天武天皇の息子の高市皇子、高官の百済王昌成、右大臣の阿倍御主人が有力候補のようです。

古墳発見から、保存修繕までの作業の様子や、その時の道具の公開など、わかりやすく見応えのある展示でした。

壁画公開は期間限定ですが、展示室は 通年公開されているので、ご興味のある方はぜひ。
展示室もすべて無料となっております。

正式名称は「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」と言います。
夏休み、さらに、朱雀公開中なのに、駐車場も空いてるし、館内もすいてるし、穴場すぎるスポットです。
ぜひ皆さん、明日香村にお越しください(勝手に観光大使より)

最後に、墳丘整備されたキトラ古墳(本体)がこちらです。かなり小さい、帽子パン風~。

【自由研究まとめ】
1、キトラ古墳南壁の朱雀は、小さいながらも気品があり、神々しかった。
2、キトラ古墳に埋葬された人物は特定できていない。
3、キトラ古墳の時代(7~8世紀)には、天文の知識が日本に入ってきていた。
4、キトラの名前の由来は3説ある。
5、とても素敵な施設なのに、夏休みなのに、国宝公開中なのに、空いている。


以上、大人の夏休み(とっくに過ぎてますが)の自由研究終わり。
さて、来週から9月、秋風が吹いて、過ごしやすくなるでしょうか。


昔は自由研究といえば、模造紙にパンフレットをスクラップしたり、手書きでイラストを追加したり、カラフルに文字を装飾して作りましたが、現代の自由研究は、デジタル化してるのでしょうか?
宿題は先生にデータで送ってください。とか?
紙の広告やパンフレットがホームページに代わっていったように、宿題も提出形態が代わっていても不思議ではないか…。
昔から、うちは紙の広告を使ってる!ホームページは要らない!なんて、言わないでくださいね。
発信力、発信範囲が全然違いますので。
リアルタイムに情報を更新、1週間前の台風情報が要らないのと同じで、会社の案内もリアルタイムで更新できた方が良いんです!
ホームページの更新には、ぜひwebchangerをご利用ください。
お問合わせお待ちしております。

【関連記事】

ご相談・お問い合わせ

当社サービスについてのお問い合わせは下記までご連絡下さい。

お電話でのお問い合わせ

06-6121-7581 / 03-6415-8161