株式会社グローバルゲート公式ブログ
こんばんは。ナミーです。
寒くなりましたね。昨日は、比叡山延暦寺で初雪を観測したそうで。
関西でも、もう雪の声ですか。あ~、やだやだ。冷え性には辛い冬がやってきてしまいました。
新型コロナに関係なく、引きこもりの季節に突入です。
芸術の秋…いや、もう芸術の冬かもしれませんが、ちょっとした(と思ってた)企画展に訪れたら、思いの外良かったので、まだジワジワと感動しているところです。
「EARTH展」
「共に生きる」をテーマにした体感型の展覧会で、三重県伊賀上野にある、史跡旧崇廣堂(江戸時代の藩校)で行われていました。
史跡旧崇廣堂の存在も全く知らず…。
ですが、この崇廣堂だけでも見る価値があるぐらい、渋くてかっこいい建物でした。
講堂は、江戸時代の創建当時のままの姿で、屋根の反り具合が絶妙ですね。
ちょうど紅葉もあいまって、芸術の秋にふさわしい景色。
建物内に入ると、まず目を引くのが、こちらの作品。
大きな岩に、白い糸のようなものが、ふわ~っと絡まっています。
岩が畳の上に展示されている違和感と、白の線の繊細さに目を見張りました。
近づいてみると、糸ではなくナイロンの細い線がループ状に編まれていて、遠目で見た時の繊細さはなく、力強さを感じました。
(遠目で見た時は、トドが投網に絡まってる作品かと思ったのは内緒ww)
そして、岩の上に、白い蝶が羽を休めています。
こちらは、併設展の「パスカルの蝶たち」の作品とのコラボ(また後ほど記載します)
今回の展示で一番大きな作品、そして、一番感動した作品がこちら。
この迫力、伝わりますか??
ちょうど作家の中村えい子さんがいらっしゃったので、お話が聞けたのですが、背景の写真は、浅間山の鬼の押出しの風景で、ゴツゴツした岩の間に、緑がスクッと育ち、その生命力に感動したことと、そのインスピレーションから、この躍動感のある白い渦が生まれたんだそうです。
作品完成まで、作品に生命を吸い取られるように命を吹き込んでおられたので、点滴までする羽目になったと…。
その「命」、しかと受け止めました。
違う角度から見ても、また別の表情を捉えられて、おもしろかったです。
「迫力があるのに、威圧感がない」、素敵な作品でした。
こちらは、写真と絵画がコラボした作品。
どうやって制作してるのか、よくわからないですが、色の世界に引き込まれる作品です。
写真は、色補正の処理をしているのかな?
絵画は、イメージを色に置き換え、具現化した感じでしょうか?
続いて、表情豊かな硝子たち。
硝子って、幾重に折り重なっても、曇らず表情を付けられるんですね。
右下の絵画風のガラス細工が、一番お気に入りです。
のんびりかわいい猫ちゃんたちもいました。
この猫ちゃんたちは、さくら猫(不妊手術済みの印に耳をカットしている猫)の彫刻なんです。
作家さんが、保護猫活動もされていて、猫愛を感じます。
こちらは、油彩に見えますが、染色の技術で描かれた作品。
発色が素晴らしく、近づいて見ると、やさしいにじみがあって、本当に美しい作品でした。
家に飾ると、華やかな気持ちになれるだろうな~。
鬱病とか?治療効果もありそうな気がします。
廊下に飾られた、仮名文字と蝶のアート。
ライティング効果もあって、影踏みが楽しい~。
フェルトアートの梟、今にも飛び立ちそうじゃないですか?
最後は、アフリカンビーズアート。
ド~ン!ものすごい迫力 !!この髭の細かさ、わかりますか?
私の中の、アフリカンの血が騒ぐ。。。
他にも、鮮やかな動物たちがいっぱい。 表情豊かな蛙や鳥たち。
蝶を捕まえるトカゲの腰のひねり方も、ビーズとは思えない忠実さ。
どれも、本当に素晴らしい作品ばかりで、圧巻でした。
いくつかの作品は購入もできましたが、どれも良すぎて選べない…。
で、結局何も買わずに帰ってしまったけれど、あのビーズのキリンが欲しかったなぁ~とか、ハシビロコウのフェルトアートが可愛かったなぁ~とか、まだ脳内でアートが占拠しております。。。
体験型アートということで、カンガ(アフリカン柄の布)を腕に巻いて、チェキで記念撮影。
そしてチェキにメッセージを書いて、これが作品となりました~。
それぞれの「EARTH展」完成!
さて、これで終わりではなく、有恒寮という建物では「パスカルの蝶たち」の展示がありました。
こちらは、旅する蝶たち。ということで、全国をこの蝶たちが、飛び回っています。
パスカルトと言えば「人間は考える葦である」ですよね。
作家の木村奈央さんによると、人間の思考や想像などが羽ばたく様子を表したものが、このパスカルと蝶なのです。
この蝶たちは、いろんな人たちの創作物。有名作家さんや素人の方の作品も混ざっていて、今からでもこのプロジェクトに参加できるとのこと。
ぜひ、やりたい!
木村さんに、いろいろお話を伺ってきたので、私の蝶も、全国を飛び回ってくれる日がきそうです。
初めて行った「伊賀上野」の町。
こちらの史跡旧崇廣堂以外はどこにも行ってないのですが、城下町であり忍者の町でもあり、まだまだ見どころいっぱいでした。
我家から、車で1時間ちょっと。予想外に近くて、ことりっぷを楽しめたので、またゆっくり訪れたいと思います。
最後に…
今月も、webchangerのお知らせです。
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