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今秋の芸術祭まとめ(前編)

こんにちは。グローバルゲートのナミーです。
やっと秋らしく、いや冬らしく?冷え込んできましたね。 
それでも紅葉は遅く、関西の平地では、まだ青葉と紅葉が混在している状態です。 
来週あたりが1番きれいかな? 
街はクリスマスのイルミネーションで溢れていますが、まだまだ紅葉も忘れないでくださいねー。 
 
 
さて、秋は私にとっては忙しい季節、「芸術祭の秋」でございます。 
今秋も張り切って、芸術祭巡りをしてきました。 
今年はよく頑張った(欲張ったとも言う…)、合計6箇所! 

★YOSHINO 20 ART FESTIVAL- Context of MIND TRAIL - 
★神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond 
★かめおか霧の芸術祭
★亀山トリエンナーレ 
★生えてきた芸術祭 みかのはら〜と 
★奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2024 
 
それぞれの特徴と、良かった作品を解説しま~す。来年以降のご参考に是非どうぞ。 
 
 
★YOSHINO 20 ART FESTIVAL- Context of MIND TRAIL -
 金峯山寺蔵王堂の秘仏「金剛蔵王大権現3体」のご開帳と、音楽ライブ(日替わりで豪華アーティストによる演奏)と、アート作品の展示がセットになったイベントです。
私はもちろんアート作品目当てで行ったのですが、紅葉シーズン前と言う事もあり、観光客が非常に少ない&アート作品鑑賞者に1人も出会えませんでした。。
良いイベントなのに、宣伝が足りなかったのかしら?作品数が6点しかなかったのも、人が少なかった原因かしら?

山田愛さんの作品「清寧の地へ」

修験道の霊地である「吉野と熊野」の石を使った作品。
写真だけだと伝わらないですが、廃屋の中にど~んと、円形状に黒い石が敷き詰められた姿は、ここが聖地であるような印象を受けます。
窓から差し込む光に反射して、鏡のような・・・そう、まぁるい古代の鏡「三角縁神獣鏡」のような佇まい。
山田愛さんの作品は、瀬戸内芸術祭でも拝見していて、石を中心にいろんなアートを生み出される、好きな作家さんです。

今回は本作品6点に加え「MIND TRAIL 奥大和」(昨年まで開催)の過去作品も2点展示されていたので、山の中にある作品を求めて山道を歩いたものの、、、ほぼ遭難。
パンフレットの地図がめちゃくちゃ端折ってて、たどり着けない…。誰かに道を聞きたくても、だ~れもおらず。
誰にも出会えない山道ほど不安なものはない…。
引き返そうかと思ったけれど、ここまで来たら意地でも作品を見たい衝動に駆られ、分岐点を右に進んでは引き返す、左に進んだら、また分岐…。
けど私、方角がなんとなく分かるんですよ。絶対音感ならぬ、絶対方角。
で、なんとかたどり着きました、木村充伯さんの作品「森の中へ」

見つけることが目的になってしまっていたので、正直、作品について、どうこうという感想が出てきませんでした。
木と同化してるから、足元を見て山道を歩いていたら見逃してたな。という、恐怖みたいな感情のみ…。
それにしても、作品がありますと紹介するなら、道ぐらいはちゃんと書いといてほしかった…。危険よ、ほんと。

山を登ったついでに、花矢倉展望台から、吉野の町を一望。

吉野山が桜でピンクに染まる頃に、また来たいです。

山を降りて、ようやく蔵王堂辺りまで戻って来たら、音楽イベントが始まっていました。
和太鼓や三味線、尺八等のライブで、素晴らしい音色でした。

とてもいい音楽なのに、人が少なすぎる…。
本日3回目の演奏だったんですが、もう日が暮れかけていて、もともと少ない観光客がほぼ帰った時間帯。
見に来てるのは宿泊客か地元の人ぐらいで、なんだか申し訳ない気分に…。
パンフレットもライブの時間も、来年は熟考いただきたい気がしました…。


★神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
今秋の大本名、六甲ミーツ・アート!
毎年、行こう行こうと思いながら、行けてなかったので、今年こそと、六甲ミーツ・アート常連の友達に案内してもらい、各会場を歩き周りました(1日2万歩超え)
六甲山の自然の中での展示や、六甲山の観光名所「ROKKO森の音ミュージアム」や「六甲高山植物園」などの有料施設も含めた展示で、作品数も多く、見応えあり!
これは、芸術祭好きなら、行かなきゃダメでしょ(今まで行かなかったことを後悔…)

まずは、六甲ケーブル下駅→山上駅→天覧台の作品鑑賞、トレイルエリアに入って、作品を鑑賞しながら山道を歩きました。

春田美咲さんの作品「音の気配 森の声」
ポ ポ ポ ポ ポ ぽ コ ポ ポ こ・・・
え?だから何?とか聞かないで。森の声なんですから。
なんだかわからないけれど、なんかとっても癒やされるんですから。
もののけ姫の「こだま」のよう。「ポ」に出会えた喜び…のような感覚。
トレイルコースらしい作品でした。

新池では、松蔭中学&高校のパフォーマンスのリハーサルが行われていました。

本公演は、時間がなくて鑑賞できなかったのですが、置いてあった小道具がプロレベルのクオリティーでびっくり。
すごいですね、最近の子たちは(おばさん目線でスイマセン)

六甲と言えばお決まりのジンギスカンを食べて、六甲ガーデンテラスエリアを散策。
写真にすると、2次元だか3次元だかわからないような作品になってしまった、金氏徹平さんの「tower(ROKKO)」

写真と彫刻を組み合わせた作品なので、頭がバグりそうな感覚はありましたが、写真だとなおさら強調されて、面白くなりました。

少し移動して、六甲高山植物園エリアへ。
ここは、外展示がメインなので、大きな作品が多く、見応えありました。

こちらは、自然に溶け込んでいる作品、野村由香さんの「足もとの惑星」

植物園にピッタリの作品。奈良県民的には、石舞台古墳っぽいと思ってしまいましたが。
朽ち果ていく過程がみたいな~、美しく朽ちていきそうな気がします。

こちらの保育園のような作品は、インドネシアのアートグループ「Waft Lab」の「一緒に遊びましょう」

まさに遊びの広場!こんな保育園だったら、毎日が楽しいよね。風を感じながら生活をして、豊かな表現力を身につけられそう。
色使いも南国っぽくて、とってもかわいい作品でした。

こちらもアジアな印象を受ける作品、HAFEN 本田耕さんの「Wind of Plants Hill」

柳の小枝のみで編み込まれた籠を重ねた作品。中に入るとベンチがあって、天井は吹き抜け。
狭いようで広く、暗いようで網目から差し込む光が優しく、柔らかいものに包まれているような空間でした。
自然素材のものは、優しくていいですね。

こちらは自然素材とは真逆ですが、自然に馴染んでいる作品、生田目礼一さんの「ヒカリ島」

カラフルな菌類が出てきたような。南国ならこんな植物ありそうですよね。
紅葉し始めの庭園に、蛍光色の異物…のはずなのに、何故か前からここにいたように、ニョキッと顔を出している。
夜になったら、動き回ってそう、生物みたいで可愛い。

植物園のお隣は、ROKKO森の音ミュージアム。
オルゴール等の音に関するミュージアム(建物のみ)かと思っていましたが、お庭が広くて、お庭にもオルゴールがあったり、いろんな植物が植わっていたりと、芸術祭以外の時にもゆっくり来たくなるミュージアムでした。
特に良かったのが、いくらまりえさんの作品「おいで おいで」

右に座っておられるのが、御本人。
こんな力強い大きな作品を作られる方なのに、華奢なかわいい女性でした。
布に描かれているので、六甲の風に吹かれてひらひらと~。「おいでおいで」と手招きをしているよう。
ライブペインティング後の片付け中でした(今日帰らなきゃいけないから早く片付けないと!って言っておられました)


道すがら、こんな面白い作品も。松田修さんの作品「六甲おろさない」

最初なんのことかわからなかったんですが、ピンときた瞬間、爆笑。
六甲と言えば、「六甲おろし」
六甲山から下界、つまり神戸の海側に向かって吹く風のことを「六甲おろし」と言います。
阪神タイガースの歌の冒頭、「ろ~っこう おろ~しに~~ 颯爽と~~」って歌ってますよね。
その「六甲おろしをおろさない」、つまり、海側から山側に扇風機を向けて、六甲おろしを阻止しようという作品なんです。
面白すぎる発想なんですけど~~!六甲ミーツ・アートならではの作品!
芸術って、ほんとに何でもあり!!

最後、風の教会エリア。
このあたりで、もうノルマをこなしてるような状態になっていましたが、教会の中の小さな作品、六甲山芸術センター(マンションを改装してるので部屋ごとに作品があります)の1室1室を見て回り、このエリアでは外展示のこちらの作品、高田治さんの「ヒーロー」が一番気に入りました。

とても大きな作品で、曇天を背負って立っている姿が、かっこよかったです。

ふ~疲れた。お茶休憩する暇もなかったよ。9時過ぎから歩き回って、17時の閉館時間まで見て回りましたが、コンプリートはできなかった~!

全作品62個のうち、7つスタンプを押せなかったの悔しい~(1は見たのにスタンプ押すのを忘れた…)
かなり効率的に動き回ったのにな、1日でコンプリートは難しいのかな~。
来年までにもっと足を鍛えて、途中走ってでも、コンプリート目指して頑張りたいと思います!!

足腰を酷使した次の日、凝りもせず、また芸術祭に出かけたのですが、その話は次回。


ところで、スタンプラリーのスタンプ、可愛いですよね。六甲山小学校の生徒さんが原画をデザインしたそうです。
何でもデジタル時代に、アナログな手作りスタンプ、味があっていいですよね。
デジタル中のデジタル、ホームページにアナログな要素を取り込んで、 生きているサイトにしませんか?
例えば、イメージ写真の代わりにイラストを描いてみるとか、署名は手書きにしてスキャナで取り込んで貼り付けるとか。
誰かに響く・届くサイトにするには、アナログを加えることも大事です。
webchangerで簡単に、サイトを更新しませんか?皆さまのサイトのお悩み・ご相談、お待ちしております。

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