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瀬戸内国際芸術祭2022:夏編

暑い、暑い、暑い・・・ 。
この夏、何度言ったかわかりませんね。 
夕立という言葉が、いつの間にか「ゲリラ豪雨」に置き換わってる気がしませんか? 
昔はこんなんじゃなかったんだけどな~と、10代に呟くと、 
「そう?夏ってこんな感じじゃない?」と言われました。 
そうか、10代はこんな夏しか知らないのか…。

クーラーの無い小・中学校だったと言うと、そんな所で勉強できるの?と言われてしまいました。
いや、だからぁ…無くても勉強できる程度の暑さだったのよ。それだけ日本の夏が暑くなったのよ。
さらに、「それって、昭和の話よね?平成じゃないよね?」と。
昭和というだけで、昔話の領域。私の学生時代は、平成も被ってますけどね。平成一桁ですら、もう大昔。
むか~し昔、おじいさんとおばあさんが…の日本昔話は、紀元前ぐらいの感覚か?!


暑さにも若者にも負けてられないので、週末「瀬戸内国際芸術祭2022」に、芸術祭仲間と行って参りました!
瀬戸内国際芸術祭への参加は3年度目。
3年に1度、春夏秋の3ターム開催され、その全ターム&数回参加するので、合計10回以上通っている、芸術祭マニアでございます。

2022年度の面白かった作品を、ピックアップしてご紹介します。


まずは、男木島。
高松港から船で40分の、わりと起伏の激しい島です。
↑のメイン写真も、男木島の作品、山口啓介氏「歩く方舟」
「4つの山を持つ方舟が、海を渡ろうと歩くさま」だそうです。
この不思議な造形に魅せられて、男木島の中でも一番遠い所に設置されてるのに、必ず観に行ってしまう作品です(3回目)

こちらは本年度の新作、大岩オスカール氏「男木島パビリオン」
瀬戸内の島の形を、魚や蛸で表現。 

窓を重ねると、絵が合体する仕組みになっているのも面白い。 
ここからの眺めも、素敵ですよね。 
芸術祭の展示会場は、古民家を再生している所がほとんどですが、こちらは坂茂氏がこの作品のために建てた、新築です。
芸術祭のお金って、どこからどうやって捻出してるんでしょうね?この作品入場料300円ですよ。年パスは前売り価格だと、たった4000円!
新築も建ててしまうって、すごくないですか?

男木島のように起伏が激しいと、真夏の作品巡りは体力勝負。 
水分補給しないと熱中症になってしまうので、海の見えるカフェで、人生最高のモヒートを頂きました。
生ミント、最高!!

続きまして、高松港と男木島のちょうど間にある、女木島へ。
鬼ヶ島と呼ばれているこちらの島は、島の真ん中あたりの山の中に、鬼ヶ島大洞窟があります。
大きな洞窟だったので、「鬼が住んでいたかもな~?」レベルで、鬼の洞窟を作ったそうで…。
桃太郎よ、、、瞳孔開いてますが、正気ですか??

こちらも3回目の訪問ですが、実は芸術祭関係なく、1度訪れたことがあるんですよね。
3回も来る大人って、なかなかいない気がしますが、ここが芸術祭の会場である限り、再訪必須ということで…。

この鬼と桃太郎が芸術祭の作品ではなく、洞窟内の鬼瓦「オニノコ瓦プロジェクト」が作品です。

自由な発想&表情の鬼瓦(犬みたいな鬼瓦もあり)で、面白かったです。
鬼の顔を見た人はいないんだから、どれも正解ですよね。

大洞窟から少し登ると、鷲ヶ峰展望台があります。
手前に女木島の港、海の向こうに高松港が見えて、とってもステキ☆

こちらは、五所純子氏「リサイクルショップ複製遺跡」
五所純子さんといえば、「薬を食う女たち」で有名な文筆家で、こんなアート作品も手掛けておられるとは知りませんでした。

こちらの作品、不要になった物を漆喰壁に埋め込み(完全に埋め込んでいるわけではなく型を取る程度)、これらの物品は展示販売されています。
物品が売れた部分は跡形となり、全て売れたら、型のついた漆喰壁になるアート。
展示の仕方も面白かったし、向こうに見える海がキレイで癒やされました。


♡が隠れたこちらの作品は、柳健太郎氏「ガラス漁具店」
ガラスの釣り針がハートの形を作っていて、その透明感と釣り針の先の赤色に、愛を感じる作品です。

同室内で、柳さん本人が、ガラスアートを制作中でした。


芸祭の合間のスイーツも、楽しみのひとつ。
高松のスイーツといえばこのお店!と私が勝手に決めている「菓子工房ルーヴ」の桃まるごとケーキをいただきました(*^^*)

桃を超えた桃!こんな美味しい桃を食べると、普通の桃で満足できなくなるかも~。
1日25000歩超えの身体に、桃の甘さが染みました。


島の展示作品が続きますが、こちらからは小豆島。
「日本の棚田百選」に選ばれた「中山千枚田」にある、大きな竹でできた作品。ワン・ウェンチー氏「ゼロ」
右側の入り口から、中に入れます。

中でごろ~んと寝転がると、竹の隙間から流れる涼しい風。
かたい竹の組み合わせで、寝心地が良いわけではないのに、何時間でもいたくなる空間。
窓から見える景色にも、癒やされます。

もうひとつ、大きくて存在感のある作品。伊東敏光氏と広島市立大学芸術学部のコラボ作品「ダイダラウルトラボウ」

このダラ~ンとした、ゆるさがかわいいでしょ。
こんな新作が登場するから、毎回通いたくなるのよね。数々の作品の中で、ダントツで気に入りました。


海の見える丘に佇む新作の卵ちゃん。三宅之功氏「はじまりの刻」
ここは夕陽がキレイに見えることで有名な丘なので、夕方狙って来たのですが、あいにくの曇天。
僅かにさす光が、卵から発光しているみたいに映ってしまいました。

よく見ると、卵の上のひび割れから、植物が生えてきてるんですよ。
植物の生命力ってすごい。


小豆島で1番人気の作品は、もちろんコレでしょう。清水久和氏「オリーブのリーゼント」

コロナ前は、リーゼントのカツラの貸し出しサービスがあったんですけどね。消毒もしにくいし、さすがに今回は置いてなかったです。
3年後は、リーゼントを被って撮影できたらいいのにな~。

 
あ~、楽しかった。
めいいっぱい動き回った結果、腕がめちゃくちゃダサい焼け方しましたw

腕時計焼けの逆バージョン。
日除け長袖シャツと手袋で、完璧日焼け対策をしたつもりだったのに、私より15cm小さい母のシャツを借りてきたため、シャツと手袋の間に隙間ができて、まさかの焼け方…。
皆さん、夏の日差しは半端ないです、お気おつけください(しばらくお風呂に入っても痛かったです…)


小豆島は屋外展示作品が多く、屋外作品は芸術祭の期間でなくても観られますので、芸術祭関係なく小豆島を旅している方にもおすすめです。
夏会期は、9月4日まで後1週間ありますし、秋会期は9月29日から始まります(11月6日まで)
まだ行ったことがない方は、ぜひ訪れてはいかがですか?
この芸術祭は、海外の方もたくさん観に来られますが、まだ入国規制中なので、今なら混雑することなく回れます。
今までは、毎回船に乗れるか心配で、早くから港に行っておかないとダメだったのが、サクッと回れて、NOストレス。
秋会期も行きたいな~。行けた際には、またご報告します。


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