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美しい表現を使おう

こんにちは!最近髪をバッサリ切った、グローバルゲートのナミーです。
お手入れがめちゃくちゃ楽になりました。ちょっと首元が寒いですが、楽さには変えられない~。

そろそろ春の声が聞こえそうな今日この頃。近所の梅林が、ほぼ満開を迎えました。 
桜の開花まではあと1ヶ月程ありますが、「サクラサク」の投稿をお見受けする時期となり、知り合いからも吉報を受け、嬉しい限りです。 
「合格」とは言わず「サクラサク」 
日本人らしい、美しい表現ですよね。 
我が甥っ子姪っ子も、只今本命受験前で、ピリピリしております。 
見守ることしかできない叔母さんですが(コロナやインフルエンザを持ち込んではいけないので、うっかりお家にお邪魔もできません…)、遠くから「サクラサク」を祈っています。 
 
最近の高校は、公立でもいろんなコースがあるんですね。 
スーパーサイエンスハイスクールとか、探究科とか、グローバルなんちゃらとか。
仏教系私立高校に、空コースと海コースがあって、洒落た名前だな~と思っていたら、弘法大師空海の「空」と「海」でした。
ネーミングセンス、すごい!

大学では、何を学ぶのか名前だけでは判断できない学科も増えています。 
・モチベーション行動科学部 
・生活プロデュース学科 
・ウェルネスツーリズム学科 
謎すぎて、楽しそう~。
 
詰め込み型の教育から、考え創造する教育へ変わってきてるようですが、相変わらずのお受験戦争っぷりは、私の時代から25年経っても変わってないな~という印象。 
ちなみに、ネットに掲載されていた、大学共通テストを解いてみましたが…、チ~ンな結果でした。 
脳の老化が激しい…。もしくは、どっちみち現役時代も解けなかったのかも…。


「サクラサク」の美しい表現ですが、始まりは、早稲田大学の合否電報からだそうです。 
合格を「サクラサク」、不合格を「サクラチル」や「イナホチル」で表現。 
カタカナと一部の記号しか電報で使えなかった時代、濁点も1文字扱いなので、 
サクラサク=5文字、ゴウカク=5文字 
どちらも同料金ということで、サクラサクの方が聞こえも良いし、使われるようになったのだとか。 
 
その後、合否通知電報が広まり、合格の表現に、
お茶の水女子大学:オチャカオル(お茶香る) 
静岡大学:フジサンチョウセイフクス(富士山頂征服す) 
山形大学:ジュヒョウカガヤク(樹氷輝く) 
等、ご当地グルメならぬ「ご当地合格表現」が生まれました。 
 
中でも独特過ぎるのが、東京商船大学(現:東京海洋大学)の 
合格:トラトラトラ 
不合格:チンボツ(沈没) 
 
沈没って…ヘ( ´Д`)ノ 
まだ不合格って言われる方がマシなのでは…。精神的ダメージがデカいよ。
 
合格のトラトラトラも、なんだかな~。 
真珠湾攻撃の時の暗号のことでしょ?「突(ト)撃せよ雷(ラ)撃機」の、トラトラトラでしょ? 
合格が「突撃せよ雷撃機」でいいのかしら??  

皆さんの元に、サクラサクが訪れますように~。

「サクラサク」以外にも、美しい表現だな~と思うフレーズは多々ありまして。 
小説の冒頭は、美しい表現の宝庫だと思います。  

新しい季節は、いつだって雨が連れてくる。
恩田 陸「ユージニア」
雨は嫌いだけれど、新しい季節を連れて来てくれる。思うと、雨に感謝したくなるフレーズ。
恋愛小説のような冒頭なのに、ミステリーなんですよ。

春が二階から落ちて来た。
伊坂 幸太郎 「重力ピエロ」
「春」は小説に出てくる男性の名前でもあるんですが、冒頭ではそれがわからないから、季節の春が落ちてきたと思いますよね。
 春が落ちてくる?急に春がやってきたの?え?と、想像力を掻き立てられるフレーズ。
タイトルも、相当不思議な日本語ですよね。読了したら、全て腑に落ちますよ。

伸ばした小指のつめはきっと、春のさきっぽにもうすぐ届く。
朝井 リョウ「少女は卒業しない」
指先が届くのではなく、伸ばした小指の爪ですよ、しかも、春のさきっぽに届くですよ。
届くか届かないか、ギリギリのギリギリを表現。現実にはありえなくても、爪が春に届く姿を想像してしまう…。

睡蓮の開く音がする月夜だった。
長野 まゆみ「少年アリス」
睡蓮が開く時は、音がしないらしい。
だとしても、夜の静寂さを表現するには、あまりに美しい表現ですよね。
蓮は開く時にポンと音がする言われていますが、想像する「ポンッ」と言う音ではなく、重なった花びらが剥がれる、パサッとした音のようです。

大地がまた身を揺すった。
有栖川有栖「月光ゲーム」
地震と言ってしまえば恐怖が先行しますが、大地が身を揺するという柔らかい表現。さすが!

港の空の色は、空きチャンネルに合わせたTVの色だった。
黒丸尚「ニューロマンサー」
今の若者にはわからない色かもしれませんが、グレーの空色なんて言うより、豊かな表現。

さびしさは鳴る。
綿矢りさ「蹴りたい背中」
意味わからないけど、分かる気になる一文。
10代でこの表現ができるって、天才としか言いようがない。。。


と、挙げればキリがないですが、たった一文で心を掴む表現力ってすごいですよね。
美しい表現に出会えた時、メモを残しておいて、気が滅入った時にでも、まとめて見返してみると、良いもんですよ。 
日常的でもないし、自分を救ってくれるわけでもない表現ですが、なぜか目の前の霞を取り除いてくれるような感覚になります(個人的感想ですが) 
CMでも、スーパーのチラシでも、心を揺さぶるフレーズは隠れていますので、ちょっと目を向けてみてはいかがでしょうか?


ホームページも、冒頭に、心を揺さぶる一文を用意したいですよね。 
小説ですら、斜め読み、倍速再生のご時世、全てのページを読んでもらえるサイトなど、ほぼ存在しません。 
なるべく冒頭にキャッチーな言葉を、目に留まる表現を。 
奇抜な表現でなくて良いので、伝えたいことを優しく、美しい表現でサイトを更新しませんか? 
 
webchangerでは、簡単に文章の更新ができます。 
社長ご挨拶が長すぎる場合は、まずは冒頭に要約をまとめた一文を。 
延々続く製品紹介は、見てもらいたい商品に色付けを。 
現サイトにメリハリをつけるだけでも、印象は全く異なります。 
お問合わせ、お待ちしております。

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